エセルの中庭
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エセルの中庭は物語り喫茶室です
ここは、かつて一人の悩める少女が心の中に作り上げた記憶と幻影の世界にリンクしています。 彼女の記憶の中では物語が止むことなく語られています。 幻想的な空間でファンタジーの住人達が戯れています。 どうぞ流れる物語を聞きながら、素敵なお茶会を楽しんで下さい。 ![]() ときおり、店内に童話の朗読が流れます。 →朗読作品のリスト お連れ様とのお話も出来ます。 夜間は照明が暗いので、読書、書き物には向きません(→2Fアール座読書館へどうぞ)。 フレーバー紅茶を中心としたソフトドリンクメニューとお茶請けのスイーツがございます ※現在、お食事メニューはございません 貸切でのご利用も承っております。 →貸切り利用 ![]() ~物語~ 琥珀色のにすが染みた不安定なテエブルに頬杖をつき、店内を呆然と眺めながら、彼女は懐かしきあの庭を思つた。 にじんだ眼前の光景に、色鮮やかに蘇ってきたあの庭の全景が重なつた。 突如、お茶をすする客達の背後から木々や草花がによきによきと生えてくるのがエセルには見えた。 いつの間にか入口には鉄製の庭門が現れ、座席の脇に噴水がせり出し、その傍らに懐かしい女神像が立つてそれを見下ろしていた。 もはや彼女の視覚は、他の客の目に映るのと同じ殺風景な店内の様子を見ることが出来なくなつていた。 今やこの空間は現実であつて現実ではない。 それは全くの所、過去の現実と現在の空想のちょうど真ん中であつた。 心を傷める少女の思い出の堆積そのものであつた。 〜J.C.macmillan 「中庭のエセル」より抜粋〜 ![]() 画像撮影:上岡エマ様 スポンサーサイト
2016/08/30(火) 01:11:03| エセルの中庭について|
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